月: 2014年10月

リカバリー動作の時、肘はどうなっていますか?

なんでもリカバリーは大事ですよね。
練習したら食事と睡眠をして休息(リカバリー)をする。

スイムでいうリカバリー動作は
クロールでいうと腕を後ろから前に戻すまでの動作です。

この泳ぎ、どう見えますか?

2つの写真を見比べてみてください。
ちょっとアングルは違いますが、手が水面から出たときの様子です。

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上の写真は肘が曲がっていますが、下の写真は肘が伸びています。

単純に手を伸ばして、肘が伸びているのと曲がっているのだと、肩はどちらが楽ですか?

おそらく大半の方は、肘が曲がっている方が楽だと思います。
つまりリカバリー時に肘が伸びていると、リカバリー(休息)ができていないということです。

私の理想的な泳ぎは、イアン・ソープ選手です。
泳ぎが本当に美しく、とても速いのですが、ゆっくりと泳いでいるようにも見えます。

伸びていて速い人はスプリントは速いけど、長い距離は苦手、
または相当な強い肩を持っていると思います。

伸びている人に「肘を曲げて!」と指導すると
バランスを取れなくなってしまい、余計に泳げなくなってしまうので、
そのような声掛けはしていません。

プル(水中動作)で水を捉えられれば、自然と肘は曲がります。

リカバリー時で肘が伸びる人の特徴です。
1.キックが遅い
  (とりあえず手を回すだけ、水感もないので、手の余裕がない)
2.プルの動作も肘が伸びている
  (水を前から捉えられていないため、最後まで伸びたままかいて、リカバリー動作にはいる)
3.柔軟性・体幹力はあるが、連動性がない
  (手の動作が入るとバランスが崩れて、手の余裕がなくなる)

どれも長い距離を泳ぐと腕の前や肩が張ってくると思います。

男性で筋力が強い人は、パワーで押し切れてしまうので、
リカバリー時に肘が伸びている方が多いです。
女性は筋力が少ないので、比較的リカバリーは上手ですね。

リカバリーで肘が曲がる、休息するためには、
プル動作でいかに前から水を捉えられるかです。

それは次回絵付きでご説明したいと思います!


キックのベクトルはどこを向いていますか?

最近私のブログに行きついた検索のワードで多いのは
やはりスイム系です。

その中でも【キック】が100%!

image

泳ぎの中でキックを打つかどうかはまた別として
やっぱりスイムが上手・速い人はキックが上手・速い
(軽く板キックして60秒くらい)ですね。

スイムが上手・速い人=柔軟性がある人です。

まれに硬くて速い人もいますが、
パワーがあり連動性がかなり高い人は
短い距離であればそれで泳げると思います。

キックが遅い人は、足回りの柔軟性が低く、脚が棒状態になってしまい
その棒を水に打ち付けている動かし方になっています。
足で発する力(ベクトル)が上下に向いているので、一向に進みません。

キックが速い人は、足回りが柔らかく、
鞭をしならせるように脚の根本から動かし、
足先は根本が動いた分しなって進行方向と逆に力(ベクトル)が向いているため
どんどん進みます。

要は進行方向の逆にどれだけ水を運べるか?
で進む距離が変わります。

絵で説明しようと思いましたが、、、
つ、伝わりにくいですよね?

動画が撮れれば良いんですが、
絵の質はいまはこれが精いっぱいです。。

では足首はどれくらい柔らかければいいのか?
ということですが、正座をして上体は真っ直ぐのまま、
膝を上げて、膝が地面から30cmくらい上がればかなり良いですね。

私も30cm定規で測ってみましたが、30cmオーバーでした。

足首が柔らかくてもキックが遅い人は
エンジンとなる腸腰筋(足の付け根あたり)とお尻の筋肉が硬い&弱いです。

身体ができる状態でなければ当然できませんが、
イメージはとても大切です。

よくキックの指導の時に腕(肘から下)と手で
キックをイメージして動かしてもらいます。
エアー腕キックですね。

この時に動きが固ければ、キックも固いイメージしかもてません。

1人でやるとちょっと変な人ですが、
こんなことも泳ぐ前にちょこっとやってみると
変化がでるかもしれません!

根本的な直し(上達)方は、ストレッチとエクササイズです。
方法はまた紹介したいと思います。

エアー腕キック、ぜひお試しください!


泳ぐ時のポイント=どれだけリラックスできるか

海で泳ぐときはいつも泳いでいる姿を撮ってもらっています。

常に気を付けていることは泳ぎを止めない。

流れるように、強弱を付けず、力まない。
手足は脱力してリラックス、体幹で手足を動かす。

調子が悪い時はどれかがダメですね。

もちろん速く泳ぐ時は息は上がりますが、
力むのは無駄に力が入るのでNGです。

プールであれば、泳ぐのををやめてアクアウォーキングで
体幹部、手足の水感を確認してから泳ぎを再開しています。

腕脚が力んでいれば、手足をブラブラ動かして脱力させます。

スイム指導時は必ずアクアウォーキングをするので
指導後に泳ぐ時は、かなり水が掴めます。

多くのトライアスリートはオフに入っていると思うので、
オフトレにアクアウォーキングと板キック(スイムの基本!)
を取り入れてみてください!

この2つが上手くなるだけでも泳ぎが変わるはずです。

もちろんその前のストレッチ(柔軟性)も重要です!


ウエットスーツの開発に携わっています!

最近時間があれば海に泳ぎに行っています。
その日によってコンディションが違うので、それを楽しんで泳いでいます。
私はベタ凪より、ちょっとうねっている方が好きですね。

波があればボディーサーフィンができますし、
泳げればいろんな楽しみ方が増えます。

そしてもうひとつ目的があり、
ウエットスーツを10年近くサポートしていただいてる【MATSTORM/メイストーム】
トライアスロン、サーフィン、ライフセービング、ダイビング、SUP用などウエット用品を
代表自身が作成している【GRADFIVE/グラッドファイブ】との
コラボウエットスーツを来期に向けて開発をしていて、そのインプレッションを繰り返しています。

機能も見た目もよいものを作り上げますので、
出来上がりをお楽しみに~♪


自然いっぱいな鋸南アクアスロン大会

10月4日(土)に千葉県南房総市鋸南(きょなん)町にてアクアスロン大会があり、
大会ディレクター青山剛コーチと行ってきました。

金曜入りして準備と海を試泳。
水温は24度、ウエットスーツなしでも快適!
透明度抜群で魚も見え、途中いわしの大群に360度囲まれました。
共存している感じですごく幸せな時間でした。
富士山も見えましたよ♪

レースの種目は5つ。
初心者の部(スイム500m+ラン3k)、
一般の部(スイム1500m+ラン10k)
オーシャンスイムの部(スイム1500ⅿ)
キッズの部(スイム200m+ラン1k)
リレーの部(一般、初心者)

総勢300名ほどが参加をしてくださり、
大会当日は曇りでしたが、海では魚が見えたと参加者の方に喜んでいただけました♪

一般の部のスタート!

優勝したのは大学同期:楠直人選手でした。
マイクを持っているのは大会の準備してくださっている
鋸南クロススポーツクラブの田中さん。
一日中素敵な声で会場を盛り上げてくれています。

湘南ベルマーレのトライアスロンクラブでトレーニングをしていて
大会当日平塚方面からロードバイクとフェリーを乗り継いで会場に来てくれました。
トライアスリートならではの移動方法ですね。
参加してくれてありがとう!

来年はベルマーレ御一行様、お待ちしております!

キッズのスタート前には一緒にコース試走をしました。

キッズは砂浜を走ります。

鋸南は海あり山ありで自然がいっぱいのところです。
都心や横浜方面から車で1時間ほどとアクセスも抜群!
意外と近いんですよ。

鋸南で行われる大会は4つあります。
・きょなんヒルズマラソン(6月)
・鋸南アクアスロン大会(10月)
・鋸南トレイル(12月)
・鋸南リレーマラソン(3月)

大会は地元の方々が総出で大会を運営しているので
とってもあったかい大会です。
今回のエイドにはレモン漬けのビワを準備してくださっていたそうで
参加者の方は足を思いっきり止めて補給したそうです。笑

来年はさらに鋸南を楽しんでいただけるように
面白いイベントや大会のパワーアップを企画しています。

と、こんな海鮮を楽しみながら打ち合わせをしていました。


ただレースするだけでなく、その地域のものを堪能できると
より美味しく楽しめると思います!

次に携わらせていただくのは3月に開催される【リレーマラソン】です。
ぜひ鋸南を味わいにお仲間でいらしてください!