2016年最初のレッスンは・・・
バイクのグループレッスンを指導させていただきました。
パーソナルレッスンを受けてくださっている方からのご依頼です。
今年の佐渡でもっとタイムを短縮したい!
そのためにバイクのスキルを徹底的に練習していきました。
バイクはただ乗るだけでも速くはなるのですが、
ハンドルの持ち方・引き方、ブレーキング、コーナリングなどの
基本スキルを知らないままで乗ると、
とっさの障害物を避けれなかったり、落車したりなどの恐れがあります。
またスキルができるようになると安全&楽に乗れるようになります。
実走前にみっちり2時間スキルトレーニングを行いました。
今日は暖かかったので大丈夫でしたよ!
まずはハンドルの持ち方から。
どの位置(ブラケット、上ハン、下ハン)にも手のひらをしっかり当てて指を添えます。
初心車の方はガッチリ握ってしまう方が多いのですが、これはダメな握り方です。
ガッチリ握ると腕に力が入って、体幹の力が抜けて不安定になりヨロヨロしてしまいます。
続いて急ブレーキの練習を。
急ブレーキができなければなにか飛び出してきた時に対処できずに
事故を起こす、巻き込まれてしまいますので身を守るためには重要なスキルです。
最初は危なっかしかったのですが、気をつけるコツを伝えるとできるように!
次はスラローム。
置いてあるコーンを波状に進みます。ハンドルをきって曲がるのはNGです。
曲がる時は基本的に曲がりたい方に目線をやると自然と曲がります。
プラス曲がる方のハンドルに体重を乗せる(内側から外にハンドルを押し出す)と脚を回したままでも曲がれます。
10分くらいもやると身体で覚えてスムーズにできるようになりました。
乗っている際はこんな風には乗りませんが、
スラロームは全ての基本が詰まったトレーニングです!
この後はコーナリングと8の字で回る練習を。
曲がる方の膝を曲げ、反対の脚はしっかり伸ばす&小指側に体重を乗せる、
行きたい方向を見るとスムーズに回れます。
慣れてないと曲げる脚を間違えてしまうんですよね。
これもやれば身体で覚えられます。
ここまでは両手を乗せて安定した状況での練習。
次は地面に置いてあるボトルを触ります!
片手でも安定して乗る練習です。
上級者は拾って〜取って〜とするのですが、
初心者はまず触るつもりで手を離すだけでOKです。
集団走をする際に手信号をしたり、水を飲んだりするには
片手を離せなければなりません。
もちろんボトルがある位置まで手を下げることは滅多にないですが、
どんな姿勢でもバランスを取る練習になります。
これも最初は手をただ離すだけでしたが、ちょっとずつボトルに手が近づきました。
実走した際は走りながらボトルの水を飲むことができなかったのですが、
練習すれば必ず飲めるようになります!
次は今日の最大の難関!?
片足立ちです。
BIKE Trainingのレギュラーとビギナーでも毎回最初にやるのですが、
これはハンドルの持ち方、バランスの取り方のチェックをしています。
できない方は下りやダンシングが上手くできない方が多いです。
お2人にもスラロームをやる前に試していただいたのですが、全くできず。。
ですがスラローム、コーナリング、8の字、ボトルタッチをした後に
再チャレンジをしたらできるようになりました!
お1人の方には「一生できないと思っていたけど、できるようになって感激!!」
とのお言葉を頂戴しました^^
できない理由を見つけて、やり方がわかればできるようになります。
そのヒントがスラロームなどにあったということです。
なんでも順を追ってやることが大事です。
人生で初めての下ハンもすんなり握れました!
カッコ良いですね♪
速そうに見えます♪
下りは下ハンが持てると重心が安定するのと、
ブレーキがかけやすくなり下りやすくなりますよ。
お2人は下りが怖くてかなりロスをしてしまうので、
下ハンで8の字ができるようになるところからですね。
いよいよ実走!
ペースはゆっくり、千葉の坂を堪能していただきました。
乗りながらもアドバイスを受け、即実感されることも!
後ろの水色の方は上と下で上体がリラックスしているのがわかりますね。
おしゃべりしながら25km、平地はあまりなかったので、
距離は短かったですが乗りごたえがありました。
下りはまだ怖いようなので、下ハン8の字の練習あるのみです!
ロードバイクは安全な乗り方を知らないままだと、事故を起こす確率がかなり高まります。
命を預けているバイクだからこそ、乗り方をしっかり学んで練習して、
怪我なく楽しんでいただきたいと思います。
趣味でやっているトライアスロンですからね。
先を急がず確実に練習をして怪我事故をせず、レース本番を思いっきり楽しみましょう!
このスキルトレーニングは暖かくなった4月くらいから開催を予定しています。
乗り方が上手くなればそれだけで楽に速くなります。
また例年ロードバイクの事故を耳にするので、自らの身を守るため、
一緒に乗る人に迷惑をかけないために、スキルを磨きましょう!