クロールを楽に速く泳ぐポイント!

楽に泳ぐには、疲れない動きを持続する。
速く泳ぐには、身体で受ける水の抵抗を少なくして、たくさん水を捉える。

 

ラプレムでコーチングしている
長距離を楽に速く泳げるフォームのポイントをご紹介します。

◉楽な姿勢&キック動作
◉キックの目的
◉ストローク動作
◉意識(リゾートスイム)魚を見ながら泳ぐペース

短距離を速く泳ぐ!には、
腕がかなり疲れるけれど、速く泳げるフォームがあります。

あくまでも長距離を楽に速く泳げるフォームです。


◉姿勢・動作
・真下を見る(前を見ると腰が反る→抵抗増)
・肩が楽な位置に腕を伸ばす
・緩急をつけないで一定なキックとストロークをする
→キック:足先ちょこちょこ
→プル:ロードバイクのペダリングのイメージでクルクルと

◯良い姿勢
1、真下を見る(身体がフラットになる)
2、肩が楽な位置に腕を伸ばす(水面より手の位置が下)

◯楽な姿勢&キック

✖️疲れる・水の抵抗が増える姿勢
1、前を見ている(腰が反る→膝が曲がるキックになる→遅くなる)
2、手の位置が高い(肩が疲れる&腕が曲がる→抵抗になって遅くなる)

✖️疲れる姿勢&キック

 


◉楽なキック動作
・脚を腹筋とお尻で動かして、足先ちょこちょこ。
(シュノーケルするときくらいの足の動き/リゾートキック)
・水の抵抗を少なくするために、小刻みに脚を動かす。
(脚を大きく動かしてしまうと、抵抗になり遅くなる。)

ちなみに私は俗にいう6ビート派です。

2ビートは腕と脚のタイミングは合いやすいのですが、
勢いがついてしまい疲れやすくなります。
ピッチが速くリズムが良い泳ぎに適しているかなと思います。

キックすると疲れる!
という方は脚の動かし方ができていないか、強く打ちすぎです。

これくらいの感じの足の動きでOK!

楽に泳ぐときは、キックは軽く。
速く泳ぐときは、キックを強く。

ちなみに、私は顔を出した板キックがスイムメニューの中で一番楽です。

いつでも呼吸ができて、
足先をちょこちょこっと動かすだけなので、疲れません。

ただ、肩甲骨・胸・肋骨・骨盤と柔軟性がないとかなり苦しいです。

これができるようになれば、フラットな姿勢が保てるようになり、
水の抵抗が減るので速くもなります!

スイムは柔軟性が大きくフォームに関係してくるので、
この板キックができるように、コツコツとストレッチをしていきましょう。


そもそもキックはどうしてするの?
ラプレム的考えです。

◉キックの目的

・脚が動くことで力が下にかかって脚が浮く
・足首が柔らかくて、しなれば推進力になる
(硬い人も脚を動かせば、脚が浮くのでキックしましょう)
・腹筋とお尻(体幹)で脚を動かすことで、脚で水を捉えて腹筋とお尻に力が入る

この【力が入る】のがポイント!!

意識して腹筋に力を【入れる】と、力んで動きが固くなり疲れます。
脚が動いた結果、脚で水を捉えて勝手に腹筋に力が【入る】ようになります。

キックをすることで体幹が安定して、
プルがしやすくなり、海でもブレない泳ぎになります。

キックをしないと脚が宙ぶらりんになり、腕パワーに頼った泳ぎになって
後半腕が上がらなくなってきます。

キックは腹筋とお尻で脚を動かす程度で。
全然進まない人もそれでOKなので、
体幹(腹筋とお尻)に力が入るようにちょこちょこキックしましょう。


◉楽なストローク動作
①肩より下の楽な位置に腕を伸ばしていく
(良い姿勢の手の位置へ)
②すると、意識しなくてもローリングする
③ローリングすると、リカバリーの腕が勝手に回ってくる
④前に伸びている腕とリカバリーの腕を入れ替える
(前で手を合わせるとローリングしない)
⑤緩急をつけずに一定にクルクルする

リカバリーは肘が曲がっていると肩が楽になります。
そして肘の位置が低いとさらに楽です。

リカバリーで肘が高くなる(肩と同じ位置)と、ローリングしすぎてしまい、
海で波の影響を受けて遅くなります。

⬇︎肩が楽なリカバリー⬇︎
肘の位置が低い。腕がやや曲がっている。


◉意識リゾートスイム
・力まず楽に泳げるペースで泳ぐ(魚を見ながら泳ぐイメージ)
・キックで進もうとしない、脚を動かすだけ(ドンドン打つと疲れるので)
・息が苦しくない程度のキックをする(無意識にできる呼吸)

カメラに向かってピースができる余裕があれば完璧♪

疲れない楽な姿勢&動作をマスターして、楽に泳げるようになりましょう♪