スイム救助訓練を受けてきました!いかに早く搬送できるか。未然に防ぐか。

来週からレースが毎週のように開催されます。
今年はまだ報告はないですが、スイム中の搬送事例が毎年あります。

水上で救助されてから搬送されるまでの流れの学びに
関東東京ブロック合同スイム救助トレーニングを受けてきました。
これは各県のトライアスロン審判資格を有した方向けの講習会で、
今日茅ヶ崎サザンビーチで行われました。

スイム救助訓練

審判の方は自身もトライアスロンを楽しまれている方です。
多くの方にトライアスロンを楽しんでもらいたい一心で
お休みの日を返上されているみなさんに感謝しなければなりませんね。

私は日本赤十字社の水上安全救助員Ⅱの資格を所持していますが、
抜けてしまっていることも多く、初心に戻って学ばせていただきました。
新たに知ったこともあり、とても有意義な講習会でした。

各県から60名ほど参加され、救助のプロの方から指導していただき、
3班に分かれて実地訓練を行いました。

・IRBボートに乗り、溺者を引き上げる。

IRBボート

・IRBボートから、溺者を担架に移動させる。
・担架を持って陸へ運搬させる。

担架
・心肺蘇生をする。
心肺蘇生
・救助全体を指揮、導線の確保など。

様々な役割を体験させていただきました。
繰り返すごとに慣れてきてスムーズにできるようになりましたが、
12名ほどの班で、事前に役割を決めていたからできたこと。

実際の救助の場面はそんなに人手はいなく、
時には観客の方にも救助をお手伝いいただくこともあるとか。
意識のない人は体重60kgくらいの方だと100Kgくらいになるそうです。
水から引き上げ、運ぶのはかなり大変です。
今日の訓練でも男性の時はけっこう大変でした。

担架

もう各地で大会が始まっていますが、
一番良いのはなにも起こらないことです。

レース慣れをしている方でも突如溺れることもあります。
初めて海に入る、不安な方はそうなる確率はかなりあると思います。

ウエットがあるから泳げなくても大丈夫だから・・・はお勧めしません。
特にスイムは3種目で事故率の高いパートですので、
一か八か!?は絶対ダメです。

救助のプロの方が仰っていました。
「レースは毎回開始から終わるまで不安だ」と。

事故が起こらないのが理想です。
未然に防ぐためにもレースに出られる方は
できる準備はしてからスタートラインにつくようにしましょう。
ここの指導はコーチの役割ですね。

海で泳ぐ練習が出来ない方は、5月24日(日)にCTU主催で
OWSセミナーを実施いたしますので、ぜひご参加ください!

●千葉県トライアスロン連合CTUトライアスロンセミナー
http://www.keiyo-isc.org/ctu/ows/

まずはプールで慣れていきましょう!

本日企画してくださった神奈川県トライアスロン連合のみなさま、
運営のチームケンズのみなさま、救助のチームペガサスさま、SBRさま
参加者のみなさまありがとうございました。

心肺蘇生

トライアスロンを楽しんでもらえるように私ができることは・・・
泳げるようにすること、スイム、バイク、ランの技術向上、
救助についても日々意識を持って行動をしていきます。

安全に楽しく♪