体幹で泳げている!?6つのチェックポイント!

先日行われた「第17回千葉市海浜アクアスロン大会」にて
スイムセミナーの講師をさせていただきました。

内容はいろいろと考えたののですが
体幹で泳げているか!?チェックを実施!

体幹で泳ぐ、ということは腕をいかに使わずに泳ぐか。
ん?腕で泳ぐんじゃないの?
と思う方が多いかと思いますが、腕が疲れてしまう泳ぎは長続きしません。
そういう方の疲れる場所は腕の前側や肩周りだと思います。

脇の後ろが張ってくれば、体幹で泳げている証拠です。

スイムは、柔軟性・体幹力・連動性で泳ぎが決まります。

まずはストリームライン(スイムの基本姿勢/水面にフラットな姿勢)を取れるか、
キックが打てるか、体幹で四肢を操れるか、
から初めていきましょう。

セミナーではこのチェックを泳がずにしていきました。
つまり泳がなくてもその方の泳ぎがわかる、
泳がなくてもスイムの練習ができる!ということです。

全部で6個のチェックをしました。

これをクリアしてからプル(手)の練習をすると、上達が早いですよ!

プルのチェックポイントはまた今度^^

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【体幹で泳げているかチェック】

1.上体倒し(柔軟性)
後ろで手を組んで上体を前に倒す。
腕、腰がココまで倒れれば、体幹を使える最低限のラインはクリア!

2.腕前後周し(柔軟性・連動性)
右腕は前回し、左腕は後ろ回しをする。
肩周りが張ってくるのはNG!
体幹部で四肢を操れているかチェック。
腕はつられて回るだけ!!

写真でイメージ湧きますか?

3.指一本キック(柔軟性、体幹力)
壁に左右一本ずつ(人差し指)だけ当ててキックをして、
前で呼吸した時も壁から指が離れないようにする。
離れてしまうと、泳いでいる時のストリームラインが崩れてしまいます。

肋骨から腕を引き上げるよう(伸ばす)にしてみてください。
柔軟性があって、強いキックが打てれば顔が上がってきます。

普通のスイムで呼吸時に手がガクっと落ちてしまう、
頭がブレブレになってしまう、という方は壁から手が離れてしまいます。

4.ストリームライン顔上げキック(柔軟性、体幹力)
3と同じで、壁がなくてもできるチェック&トレーニングです。
やり方は手を前で合わせて顔を上げてキック(グライドキックの顔上げバージョン)をします。
水面から顔が出て目が全部出ればOKです!

5.アクアウォーキング(連動性)
手足一緒に出ていませんか?
もし一緒になってしまっていたら、
手かきの泳ぎになっていて、ランニングではかなり足で走っています。

歩いた時に手で水を感じれなければ、
泳いでいる時はスッカスカのはずです。
肘が<自然と>曲がってくれれば水を捉えられています。
セミナーではほとんどの方が肘が伸びっぱなしでした。

私は指導の際にお客様と必ずアクアウォーキングをしているので
水感はかなり良いです。

6.水中体幹ブラブラ
プールでうつ伏せになって手足の力を向いて、体幹を揺らします。
でんでん太鼓のようなイメージで、軸を揺らして四肢はつられて動くだけです。
頭は左右に動かず、目線は真下のままです。
セミナーでは頭が動いてしまったり、キックを打ったりという方がいましたね。

・・・写真を撮る機会があればまたアップします!
画を書いてみたのですが、、ダメでした><

この6つができるようになると、
手足が疲れない泳ぎに自然となってきます。

他にもチェックポイントやドリルはたくさんありますが、
とりあえずはここまで♪

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もちろんプールを泳ぐのも大事で、泳げば速くなります。慣れてきます。
しかしその前に効率の良いを動きができるようになれば、
普段の練習の質はさらに上がります!

陸では腹筋を使うことを意識しやすいですが、
水中に入ると無重力に近い状態になるので、体幹部を意識しにくくなります。

水を捉えられれば腹筋やお尻を意識できるのですが、
まず水を捉えられない、水を感じられていない方が多いように思います。

体幹部が使えていれば、四肢の力は抜けて、(リラックスした泳ぎ)
四肢が力んでしまうと、体幹は入りにくくなります。(硬い泳ぎ)

まずは陸でも水中でも手足をブラブラして、力を抜いていきましょう!

こんなことをセミナーでお話させていただいたのですが、
17回目の大会にして初めての雨で気温も低く。。。
毎年暑くてたまらないのに、今回は寒さとの戦いになりました。
選手はもちろん、スタッフの方は大変だったと思います。

セミナーは開始時間になっても参加者が見当たらず中止!?
となりそうでしたが、来てくださった方がいたので
少なかったですが、丁寧にお話ができたと思います。

寒い中ご参加いただきありがとうございました。

来年は晴れることを願って!そしてまたセミナー講師に呼んでいただけるように
1年間コーチングスキルを上げていきたいと思います。


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