月: 2014年5月

スイムがもらたすランニングの効果

前回、トライアスロンの種目を指導できると
どんな仕事ができるかと書きましたが、ちょっと関連した話をしたいと思います。

いま指導している方でマラソンをされている方がいるのですが、
水泳を始めたいという方のスイム指導を担当させていただいています。

この方はとにかく身体が硬い!!!!
1mも泳げない状態からの指導なのですが、
泳ぎうんぬんより、まずはストレッチをメインに進めています。

スイムは特に柔軟性が大事。
そして腹筋!
水中は支持点がないので
どうやって水中で安定させるかといったら腹筋で支えます。

この話はちょっとマニアックなので、また今度。

で、ストレッチと腹筋や体幹トレーニングを
水に入る前にやってからプールに入るようにしています。
陸上60分、水中30分の配分です。

もっと水に入った方がいいんじゃ?
と思われるかもしれませんが、陸でできないことは水ではもっとできません。
水中でトレーニングする前にやるべきことはたくさんあります。

上達には時間がかかっていますが、それより先にスイム以外の効果が出始めました。

マラソンや山登りが趣味で、スイムを始める前は
フルマラソンを1本走ると途中から膝が痛くなり
とても最後まで「走りきる」ことはできなかったそうです。

しかし昨シーズンはフルマラソンを7本走って、どれも無事に完走されました。

なぜか?

スイム前にやる体幹トレーニングで、
ランの弱点をアドバイスしていたことがひとつ。

もうひとつはストレッチをして柔軟性が増したことです。

この方は本当にかなりガチガチでしたが、日々のストレッチで全体的に
柔らかくなり怪我が減り、スイムを習うことでランが伸びたのです。

足首の柔軟性が増したのが、膝の痛みがなくなった一番の要因ですね。

私が所属するチームアオヤマヘッドコーチの青山コーチは常々
怪我やタイムが伸び悩む人は、必ず身体が硬い壁にぶち当たる!と言っています。

また強度の高いトレーニングをしたらした分だけ
ストレッチ等のケアをしないと怪我に繋がります。

チームの方でランをされる方はほぼ100%プールに入ります。
泳げるようになるのが目的でなく、アクアウォーキングだけでも。
その結果、怪我が減り、走れないときはプールに行けば良い。
という流れが自然とできています。

今は走りやすい時期ですが、暑くなって走れなくなってきたら
スイムを始めてみませんか?
秋になったらパフォーマンスが変わるはずです。

そのためにはまずストレッチと腹筋から始めましょう!


浮遊中です(笑)


オープンキャンパス講師をしてきました!

先日、東京スポーツ・レクリエーション専門学校のオープンキャンパスの講師を務めてきました。

科目はトライアスロン。

今年度よりカリキュラムの中にトライアスロンが組み込まれ、
日本トライアスロン連合初級指導者資格が取れるようになったそうです。

トライアスロンってどんなスポーツ?
メインはトライアスロンの種目、スイム・バイク・ランを指導できると、
将来の仕事にどうプラスになるか?をお話してきました。

例えばスポーツジムで仕事をすることになり、
ランニングをされるお客さんがいて、怪我をされたり、夏は暑くてあまり走れなかったり、
そんな時にスイムとランが教えられれば、アドバイスの幅が広がる。

また「走る」動作があるスポーツだとしても、
正しい走り方を教えられると、そのスポーツのパフォーマンスを上げることができる。

とそんな内容です。

この授業をきっかけにトライアスロンに興味を持ち、レースに出たり、
トライアスロンの指導に興味を持ったりしてもらえたら、それはそれで嬉しいですね!