IRONMAN Cairnsに初参戦!
昨年KONA以来のフルディスタンス。
SWIM 3800m、BIKE 180km、RUN 42km
ちょっと時間が空いてしましたが、現地入りしてからレースまで書いていきます。
Contents
結果)10:20:37
SWIM 55:02、BIKE 5:35:47、RUN 3:41:57、T1 3:12、T2 4:42
カテゴリー4位、エイジ女子総合7位、プロ女子込み15位
到着からレース前日まで
ケアンズは成田空港からジェットスターだと直行便で7時間半ほど。現地に4:00頃に到着。ほとんどの方が宿泊するエリアまではタクシーで 15分。日本から一番近い海外アイアンマン!時差は1時間、夏から秋に変わるくらいの気候でとても過ごしやすくオススメ!日本選手はフルと70.3合わせて200名ほど出場。全体で2000名超。
2022年度のIRONMANで一番の高評価の大会でワクワクが増します!
最初に買ったお土産はオーストラリア産のUGG。質が良くて安い。
水曜
バイクコースを事前に乗りたかったので、火曜入りして水曜に95km乗ってチェック。道は少し荒く、あらゆるネジを増し締めして空気圧を少しさげました。ケアンズ一週間前に出たIRONMAN 70.3 JAPANでDHバー間のハイドレーションが取れそうになり(留めが甘かった)、その反省を生かしてタイラップでガッチリ固定。1kmほどゆるやかに登った景観の良いRex Lookoutを折り返し。
木曜
練習&観光がてらオフィシャルスケジュールに載っているグリーン島でのOWSイベントにラプレムメンバーさんと参加。ケアンズを6:45出港し、45分で到着!グレートバリアリーフを泳げるとウキウキ気分♬
1500mと3000mがあり、私は3000mをチョイス。潮がかなりきつく良い練習になりながらも、ウミガメ・大きなエイ・サメ・魚たくさん見ながら楽しく泳げました。大人女子3位で可愛いメダルをGET。日本選手も10名ほど出場していました!木曜朝イチでケアンズに着けば間に合うかも、、しれませんが、水曜入りできれば確実。
金曜
サム酒井さんによる日本人説明会で多くの選手と会えてワクワク
元プロ野球選手の杉谷拳士さんとスイム会場パームコーブでトレーニング!
土曜
ゆっくり過ごして準備。レース前日!T1とT2が約30km離れているので、バイクは各自レンタカー等で行くか、オフィシャルの輸送サービスとバスでT1へ。ギアの用意を入念にチェック!
バイクで使うギアを預け(ヘルメットは当日バイクに設置)、バイクをラックに掛けて完了!
モルテンのドリンク320を飲んでカーボローディングしつつ、夕食は山盛りパスタ・ガーリックトースト、炭水化物だけと思ったけど美味しそうなホタテだけ追加。
weledaアルニカマッサージオイルとぶるぶるボールでケアして、足裏シートを貼り、イオンドクターを付けて22時頃就寝。
レース当日
3:30起床。まずは日焼け止め(アグレッシブデザイン)を全身に5度塗りくらい。朝食は味噌汁とご飯を大きなスプーン1杯40gくらい。味噌汁だけと思ったけど、ご飯を食べたかった。あとナマコサプリ(アミノ酸)、モルテンGEL、ライスピュレ、とモルテンドリンク320。合計ざっくり550kcalくらい。胃に負担掛けないように今回白米はかなり少しに。次回はなしで、、、いや食べちゃうかも。朝食以外にスタート前までに食べたのは、モルテンGEL、ライスピュレを各1とナマコサプリ。
5:00のシャトルバスでT1へ移動。30分ほどで会場のパームコーブに到着。多くの日本選手がいるおかげでリラックス。ルミナ村山さんやトライアスロンコーチまごちゃんが応援にいてくれて心強い!スタート前にお互いの健闘を祈る。ケアンズは海がラフなことが多いけど、今回はほぼベタ凪。スイム得意な選手と波が欲しいよね〜と談笑。
全員無事に完走できますように!応援のみなさんも長い1日よろしくお願いします!
タイム予想と結果
前週に出た東三河の疲れはなく、脚の痛みなくほどほどにトレーニングできていた。4-5月はラン量が少なく体重は宮古島より2kgほど重くランが苦しむかなと。10時間30分で走れれば!
予想)10:30:00
SWIM 1:00:00、BIKE 5:40:00、RUN 3:40:00、残りT1/T2
結果)10:20:27
SWIM 55:02、BIKE 5:35:47、RUN 3:41:57、T1 3:12、T2 4:42
カテゴリー4位、エイジ女子総合7位、プロ女子込み15位
SWIM 55:02
1時間5分以内申請のZone1から、4人ずつ10秒ごとのローリングスタート。コースは1周と3/4な感じで3800m泳ぎっぱなし。トライオン大畑さん星さんと並び、彼らは9時間切りを目指していると話をして刺激をもらう。お互いベストなレースができますように!
海の透明度はなく、肘まで見えるくらい。以前スイムを頑張りすぎてバイクの最初がパワー出なかったことがあったのでのんびり泳ぐ。一緒に泳げる人はいなく、1人抜かれるものの付いていけなくて単独泳。最後のIRONMANブイを目指すときに真っ直ぐ泳いでいる人がいて後ろに付く。ん?知ってるウエットスーツ!と思ったら大学先輩のけいすけさん。2006年ぶりに一緒のレースに出場。一緒にがんばりましょ〜
ペースは気持ち良くのんびり。以前スイムで頑張ったらバイクの序盤で力が出なかったので。
ちなみに前週の東三河(スイム1900m)の平均心拍は163(平均ペース1分26)で、少し頑張りました。
T1 3:12
前日ラックに掛けたバイクに必要なもの(サングラスのみ)をピックアップし、テントに入ってスイムグッズを袋に入れる。ボランティアさんに渡してテントを出る。走りながらウェアの上を着て、迷子にならずバイクに到着。ヘルメットを被ってバイクスタート!スイムアップする日本選手とすれ違い、おーー、あーー!と声を掛け合う。乗車前にルミナ村山さんが声を掛けてくれた。いってきまーす!
BIKE 5:35:47 NP150(体重53kgの約2.8倍/ FTPの約71%)
2周回+T1まで30km平坦で戻る180km。獲得標高は約1200m。ラストの平坦区間は向かい風だからそれまでに脚を使いすぎないようにと事前にアドバイスをサムさんはじめ色んな方にいただく。結果この区間で苦戦!130wってパワーメーターが不調か?と思うほど。平坦きつい。全体のコースは私好み。脚が足りなかった。
設定は心拍150前後、ATの165は絶対超えないように。結果149。
NP(平均パワー)は160、結果NP150。KONA2023は体重3.3倍だったので脚力がかなり落ちている。
スタート後、男子選手にバンバン抜かれる。もちろん付いていけないのでマイペースを維持。日本男子選手は声を掛けて抜いていってくれる。ロードバイクで同じくらいの選手と抜きつ抜かれつ。前に出ると抜かれるので体力温存のため後ろに下がる。40kmくらいからちょうどペースが合う選手に抜かれて140kmくらいまで3人くらいで走る。すれ違えるコースなのでメンバーさんや知ってる選手と声かけ合い、カメラを見つけたらニッコリと。
前半ちょっと付いていったのと、ほどよいアップダウンで脚が削られ、140kmくらいの下りで男子選手から離れてしまう。残りはひとり旅。平坦区間160-170kmくらいの約10kmは道が細かったり、完全に前後に誰もいなくてなんだか不安に。ランに向けて脚と心拍を整える時間と前向きに考えて丁寧にペダリング。T2に戻る手前のレストラン街が賑わっていて(14:30で大盛り上がり)、ランコース上は応援がかなり多い。きつかった平坦区間を少し忘れて自然とテンションがあがる!さすが2022年度No1大会!
バイクの補給
全部で約1500kcalほど。エネルギードリンク(ACTIVIKEを2種類MIX)を約2.4L、900kcal。
モルテン4-5個で4-500kcal(ボトルに入れているため正確な量はわからない)、序盤でライスピュレ2個220kcal。
1時間おきにナマコサプリ×1+エレクトロライトカプセル(塩)×1で合計5回
バイクパートの深部体温
COREで計測して常にチェック!
そんなに暑くはないけど、60kmくらいからエイドでボトルに入った冷たい水をもらい、身体に掛けて深部体温を上げないように。序盤少しペースが速かった時でCOREで見る深部体温は最高39度、快適ペースで38.6~8度。暑くない。黒ウェア選手を見ると汗で真っ白に。そんなに暑くないと思ってもミネラルの補給はかなり大事!
T2 4:42
足をシューズの上に置いて、トレーニング時と同じように降りる。宮古島でエリート選手降りをしたらシューズが外れて転倒した(初めてのことに自分でビックリ)ので、安全第一でゆっくりと。バイクをボランティアさんに預け、ラックのランギアを取ってテントへ。今回は飲みたいドリンクを用意し、Nakedのベルトにボトルと予備補給食(エイドにモルテンがあるので基本はそれを摂取)、ナマコ&塩カプセルをウェアに入れる。トイレに寄ってランスタート!
RUN 3:41:57
ほぼ10kmフラットを4周回。応援が多く、常に選手とすれ違うコースなので孤独な時間はない。
設定は心拍145-150で、㌔5を目標に走り出す。
5kmを㌔4’45〜4’55くらいで心拍は152前後。スタートしてすぐまごちゃんからカテゴリー3位と教えてもらう。10kmから㌔5’かかり、25kmまで㌔5’15。エイドは約2km毎にあり、水を身体に掛けて、氷をスポブラに入れて手に持って時々食べて身体を冷やす。応援とカメラマンには笑顔で!
バイクでしっかり補給したので、20.30kmでモルテンGEL カフェインを摂取。ドリンクは携帯しているACTIVIKEのスピードウォーターかなり濃いめ(フルクトース&グルコース)を飲む。
ボトルはモルテンの非売品レースボトル400mlとちょうど良いサイズ。秋冬くらいにモルテンさんのサポートいただき、ランイベントを開催予定。その時にこのボトルをプレゼントできるかもです!お楽しみに。
無くなった時のためにスペシャルニーズにドリンクを預けておいたが使わず。26kmから㌔5’30くらいに落ちてきて粘りどき。ランでも日本選手と声を掛け合い、応援で70.3を走り終えた選手にもパワーをいただく!
あっこさん写真撮影ありがとうございます。
ラスト1周!ハーバーに向かうエイド後も少しだけ歩いてしまう。。まだまだ弱い。日本選手に「がんばりましょう!」と声を掛けてもらい走り出す。残り8kmでトイレに行きたいなと思い始める。あと45分くらいか〜我慢しよう!残り6km、やはりトイレに行こうか迷っていると同じカテゴリーの選手に追いつく。ここで止まるのは勿体無い!トイレはスルー。残り4km!やっぱりトイレにピットイン。そこで少し休憩できたのか、残り4kmはかなりペースアップ!いくらでも走れるのではないかと思うくらい。残り6kmで追いついた選手を抜き、1秒でも速く終えることだけ考えて、待ってくれていたメンバーさんや色んな方とハイタッチをして、フィニッシュは思いっきり駆け抜ける。㌔3分46まで上がっていた。
最後だけだけど快走できたのが嬉しくて、ガッツポーズしていました!苦しかったけど楽しかった!
でもこれだけ走れるならもっと走れたのではないかとも。気持ちの問題か、それとも補給がラスト効いたのか。
ランパートの深部体温
5kmまで38.9度、最高39.45度。めちゃくちゃ暑いわけではないけど身体に水は掛けておきたい。エイドで積極的に身体に水をかけて、氷を持ちながら走った。
ランは14:30頃から走り出し、その時の気温は27-28度?
佐渡も最高深部体温は39.4度くらいだったが、気温が高くレース後のダメージが大きかった。レース後ずっと身体が重く、5日後金曜のラン㌔7分でかなり心拍が高くきつかった。レース直前まで涼しい湯の丸にいたので、暑熱順化ができていなかったのが原因と考えられる。
今回の収穫は2つ
❶宮古島(バイク降車時に転倒)と東三河(ボトルホルダーの締めが甘かった)のミスを活かして、ほぼノーミスでレースできた
ロングはなにかとトラブルが起きる。失敗を経験することで対策を練ることができる。
宮古島と東三河の失敗は初だったので、レースに出ておいて良かったです。
❷以前のロングよりも心拍の設定を高くして、どこまで行けるかチャレンジした
KONAのバイクが6時間4分とあまりに遅く、TK竹谷さんに相談したところ次のアドバイスをいただきました。
「後ろの選手は抜く際に一気に行くから、そのまま少し頑張って付いて行くと(ドラフティングゾーンを守って)、意外と付いていける。ケアンズは少し攻めても良いんじゃないか」
過去に出たロングのレースからバイクの心拍は平均140前後の設定。今回は150後半まで上がらないペースで、心拍150前後をターゲットに。しろさとTTで平均心拍150でそんなにダメージがなかったので、150に設定。前半付いて行く際にちょっとオーバーして力を使いすぎて後半ペースダウンしたものの、流れに乗ることを経験できたのと、以前より速いペースでも大崩れはせずに走れたことは収穫でした。
ランは150ちょっとで押して26kmくらいから140台に落ちる。ラスト4kmでトイレに行き、その後覚醒したかのように心拍とペースも上がる!1秒でも速くフィニッシュしたくて、ポーズを考えることなく駆け抜けました。カテゴリー3位まであと7秒。。ギリギリ真っ暗になる前に戻れて、会場はたくさんの方がノリノリで迎えてくれました。まだまだ走れる余力があり、トイレは行きたくなった残り8kmで行けばよかったなとちょっと後悔。
トイレは行きたくなったら我慢せずに行く。今回の学び!
KONAに向けて心拍や補給タイミングの見直し(今度テスト予定!)をして、コナに向けて練習をして本番はタレない走りをしたいです。
We are an IRONMAN!
フィニッシュ後に選手と話をするのが至福の時間
ラプレムメンバーは全員完走!無事でなにより!!!
素晴らしい大会運営、ボランティア、お祭りのような応援、選手、全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。
レース後はもっと練習できればと欲が出てきて、来年ケアンズに出るなら10時間切りを目指します。
レース翌日
ランコース沿いのレストランでロールダウンセレモニー&表彰式。
リストバンドを見せるとIRONMANコインをもらえて、ドリンク&食事と交換できます。
お昼からビールを飲む飲む。どんどん飲める♬
世界選手権のスロットは男女とも75ずつ。
男子はニースなので青ベレー帽、女子はKONAなので色とりどりのレイをいただけました!
例年のスロット数よりかなり増えたので、最終的には完走した人で行く人!という状況。
何事もチャンスがあるうちに行けた方がいいと思うので、これはこれで良いと思います。
以前のスロット数だと、私のエイジ35-39は3つか4つ。4位だったのでギリギリ獲れたか獲れなかったかという感じです。3位まで7秒差だったので、もし3位まででロールダウンがなかったらかなり悔しい結果に。
IRONMANは最後まで何があるかわからない。フィニッシュするまで諦めないことの大切さを過去のIRONMAN(3回数分でKONAを逃している)から学びました。
色んな方とお話しして気持ちいっぱい、お腹いっぱい!
一緒にケアンズ楽しめて、最高のIRONMANでした!
みなさんありがとうございました。
KONAは10/14
怪我なく笑顔でスタートできるように、コツコツ積み上げていきます。
たくさんの応援をありがとうございました!
使用機材
カーフガード COMPRESSPORT エアロR2
ランニングバンド Naked
・BIKE
ラスト1周でエイドのドリンク少し(コーラ、ゲーターレード)