IRONMAN Cairns2024 レースレポート

昨年に続き、6/16に開催されたIRONMAN Cairnsに出場しました
(スイム3800m、バイク180km、ラン42km)

ケアンズ(オーストラリア)までは日本から直行便があり、時差1時間、空港からメイン会場まで車で約10分、ロケーションが良くて、この時期は寒くなく暑くなく絶好のコンディション!
日本からは200名ほど出場

ラプレムメンバーは15名で参戦
フル×11名、70.3×4名
急遽1人帰国することになり、14名でチャレンジ

初IRONMANは6名
1名バイク約90kmで落車(路面の穴でバランスを崩した)して鎖骨骨折、左側打撲、脳震盪(異常なし)
バイクが無事な分、全部身体で受け止めた模様

レース翌日痛々しさがありつつも、元気な姿で会えて一安心
Q.誰が鎖骨折れているでしょうか!笑

 

私は70km過ぎでバイクパーソナルニーズのテントをなんとなく見ていて、目の前に落ちているボトルに気が付かず危うく踏むところでした

ケアンズは道が少しガタガタ、たまにボコボコしているので、振動によりボトルなどがよく落ちています
ハイドレーションボトルも落ちていました!
各パーツのネジが緩んで落ちることもあるので、来年出られる方はしっかりネジを適正値で締めてくださいね

他5名の初チャレンジ組はみんな笑顔でフィニッシュ!!
フィニッシュ後のフードもしっかり食べれて、経験者よりもピンピンしていました

70.3組は遅くまで応援してくれて、チーム力で得たフィニッシュだったと思います

仲間が多いレースは心強く、より楽しい
次のレースもみんなで一緒に楽しみましょう!

バックがトイレで残念

 


▶︎目標 10:30:00

9月のIRONMAN北海道に向けてしっかり完走を
調子から見て、10時間30分を目標に
スイム57分、バイク5時間40分、ラン3時間40分
T1 & T2 各5分

宮古島後、両足の有痛性外脛骨(土踏まずの上付近にまれにできる出っ張った骨)の痛みが頻繁に出てしまいランがあまり積めず

マラソンとロングのレース後は毎回骨付近が腫れてペンギン歩き
今の所の対策は走って衝撃を与えて強化するのみ。もし良い対策知っている方いたら教えてください

トレーニングピークスのフィットネスは65くらいと過去最小

・自分練
セッションの他に
バイク3時間+ラン10-20km×週1
スイムは2週間前から多めに泳ぐ、海練で慣れる
レース前木曜のグリーン島OWS3000mで仕上げ!

 

▶︎結果 11:24:48

11:24:48
スイム 58:05 / 1:29
バイク 5:43:32 / 31.30
ラン 4:32:02 / 6:26
T1 3:31
T2 7:41
35-39 7th/15

体調は良くバイクまでぼちぼちだったものの、ランでお腹を壊してしまいトイレ10回(約36分)
こんなになったのは初めて

IRONMANはエイドが約2km毎なのでトイレが多く安心
ランの補給はお腹が心配でほとんど摂れず
でも元気なので笑顔で走る!

下痢の原因は冷えか?
マグネシウム摂りすぎでは?と言われましたが、練習の時より全然少ない
おそらくサンプルウェアの生地がエアロ素材で速乾性でないため、冷えてしまったのかなと
メッシュ素材で乾くとしても、IRONMAN北海道は寒くなるかもしれないので対策します
(ホットジェルを塗る、保温シートをお腹に入れるなど)

ラン心拍は130前後とパワーは出ないけどピーピー以外のきつさはなく元気なので、声をかけたり応援の方とハイタッチしたりと笑顔で走り続ける!

下を向いてしまったら楽しくないし、きっと歩いてしまう
応援に力をいただき走り切れました!ありがとうございました!

どんな内容でもフィニッシュは笑顔で!
少なからず頑張ったので、うつむいたら勿体無い
IRONMAN北海道は速く帰ってきます

ケアンズは応援が素晴らしく、きつくても脚が動く!
小さな子供が手を出してくれたり、名前で応援してくれます

ラプレムの仲間や日本人選手と声を掛け合いながら、力をもらい一歩ずつ前へ
応援の力は偉大!
応援ありがとうございました

写真:久保埜コーチ

 


▶︎レースまで

火曜
月曜夜便(ジェットスター)で火曜朝入り
預け荷物40kg、手荷物14kg
前日からホテルを予約して、ひとまず寝る
現金は2人分で3万円換金(使ったのはカードリーダーが不調だったランチのお店のみ)

水曜
バイクチェック10km、ランコース+αでラン17km
水曜から前日まで夕食はアジア料理(お米)でカーボ補給
今回約10年ぶりにプロカテゴリーでIRONMAN世界選手権のスロットを獲得された、上田藍選手も連日一緒に夕食を

強さの秘訣を色々伺い、みんなモリモリ食べる!
このおかげもあり、レース後大きなダメージはなさそう
強くなるには、しっかり食べること!!

 

木曜
グリーン島のOWSレースに出場
去年より潮の流れが弱く、魚を見ながらスイムが不安な方も笑顔で完泳
大人の部3000m2位!47分ちょっと

金曜
スイム会場で試泳をして、イメージを膨らませる
海はかなり穏やか、透明度は肘くらいまで
犬のお散歩中おじさまに写真を撮ってもらい、その犬の名前はラッキー
みんなに流れがきている!!

土曜
最終準備をして10:00にランギア預け、10:30のバスでバイク預託をしにパームコーブへ
バス予約は事前にネットで
(バイクは無料:トラックで運搬、人間は往復$10)

エイドポイントをメモ
補給はプレシジョン
ランパーソナルバックは表に大きく番号を書くと探しやすい

 

前日のバイク預託はタイラップを使ってハンドル掛けに
(当日はサドルを掛けてOK)

バイク&ランギアは前預け、当日は荷物に触れないので前日に準備!

ベトナム料理でランチ(フォー&ナシゴレン)
12:30から日本語説明会、サムさんの盛り上げで士気が高まる!

バイク預託後パームコーブでランチ
戻ってからJOG、コース上にメッセージを書いていた家族にチョークを分けてもらいラプレムと♪

17時夕食、21時過ぎに就寝


▶︎レース当日

3:30 起床(白米約400g、豚汁)
4:40 ホテル出発
5:00 シャトルバス出発
5:40 会場着

ケアンズ入りが一緒だった、91歳でIRONMANにチャレンジされる稲田弘選手と遭遇
眠くて眠くて、と言いつつ顔色はよさそう
昨年10月にバイク事故で大怪我を負い、スタート地点に立たれるだけでも驚きなこと

バイク80kmで制限時間になりましたが、自力で漕いで(合計110km)T2に戻り少しランをされ、その姿を見れて力をもらいました

稲田さんが2015-16年にKONAに出られたのを現地で応援して、一緒にKONAに出たくて2018年からIRONMANに出始めました

今回一緒にIRONMANに出ることが叶い、感無量です
多くの方が稲田さんのチャレンジに力をもらっています!
また次のチャレンジも応援しています

ドリンク、補給食、サイコンをセット、パワーメーター校正、バイクシューズに輪ゴムを付けて準備完了!

AWA GOLDの恩恵でバイクスタートに近い場所にセッティング
レースナンバーは113

ドリンク×5本、GELボトル×1本

前日の預託はハンドルを掛けるけど、当日はサドル掛けでOK
タイラップなしでTTバイクのハンドルをラックに掛けると、ブレーキが壊れるかも
前日に直でハンドル掛けの方がいたので声を掛けると、案の定ブレーキにトラブル有り

現地についてトイレ3回
トイレットペーパーが少ないのでレースの時は必ず持参

6:30頃からラプレムみんな集まりゆっくり準備しながら談笑
集合写真とルミナさんに動画を撮ってもらい、ここからは各自スタート地点へ
次に会うのはフィニッシュで!!
Good Luck!


▶︎スイム 58:05 ave1:29 平均心拍 144 / 最大 156

私は1時間5分以内(ピンクキャンプ)のゾーンへ
白戸太朗さん(今回さすがの走りでKONA獲得)とスタートを待つ
意外や初ケアンズで全てが新鮮、盛り上げも上手くて楽しいと仰っていました

4人5秒ごとのローリングスタート
コースレイアウトは上陸せず2周+直線

マイペースに、ペース上げないように

7:40にプロ、7:50からエイジがスタートし、約3分後にスタート
前にいるのは150名くらい?

泳力が同じくらいの選手はいなく、1人で快適に1周目でかなりの人を抜く
大柄の男性はピッチが早いのに私より進んでいなくて、もったいないな〜と客観視

ブイは大きくて見やすい
透明度は金曜より良くて、指先+αが見える
2周目で少し波が出てきたが、私にとっては好都合

去年の55分より3分遅かったが、プロ女子含めて女子全体6位とかなり上出来!
平均心拍は昨年149、今年144と抑えて泳いだ


バイク 5:43:32 ave31.3 NP153 平均心拍148 / 最大158

T1で同期ハイリッジ高嶺(KONA獲得おめでとう!)と東海大ボンバーズの先輩遠藤さんと会う
ウエットスーツを抜いで、GEL飲んで、ワンピースの上を着ながらバイクへ

ヘルメットを被りマウントラインまで200m位走る
路面がゴツゴツしていて足裏が結構痛い
バイクラスト20kmで足裏が痛くなったこともあり、次回のロングからは靴下を履こうと思う

スイムを速く上がった分、バイクは大男たちに抜かれまくり
トライオン田中さん、竹谷さんなどに声をかけてもらう
落ち着いて乗ろうと心掛けるもなかなか心拍とパワーが落ちず、これが後半のパワーダウンを引き起こす

後方に見えるのはたぶん竹谷さん

去年も同じことしてわかっているのに、もっと冷静にコントロールしないとですね
途中メンバーさん日本選手とエールを送り合い、稲田さんを抜いてひと会話
笑顔で楽しんでる!

エイドは約20kmごと
ボランティアは手慣れていて、ボトルの受け取りはスムーズ
全てのエイドで水ボトルをもらい身体に掛ける

最初は深部体温が39.8度と出ていたが、そんなに上がっていないはず
しばらく経つと38.3度くらいを推移
湿気が低いので木陰は涼しい

120kmくらいで少し眠気が襲ってくる
補給はしっかり摂っているので低血糖ではない
(補給はまた別にアップします)

補給のタイミング
ドリンク 15分ごと
補給食  30分ごと

以前メンバーさんが変顔をしてしのいだと言っていたのを思い出し、口を大きく開け閉めしてなんとか目を覚ます
エイドでお腹に直接水はかけなかったが、もしかしたらこの辺りからお腹が冷え始めていたのかも

130-140kmのアップダウンで少しパワーが出なくなるが、下りで脚を休められて残り30kmの平坦向かい風区間は去年ほどタレずに乗れた
あとクランクを143mmから150mmにした効果があるかもしれない

その区間で森川さんに抜かれ、全然追い抜かれなかったなと思っていたら「落車しちゃった」と
痛みを抱えながら完走されて、悪化していなければと思う
KONA応援しています!!

NP153、去年はNP150で途中前に人がいたのもあり10分速かった

 

オーストラリアのトライアスロンクラブテント応援(スピーカーで音楽流してお祭り騒ぎ)と飲食店の盛り上がりに迎えられてバイクフィニッシュ!

春から始まったJTUクラブサポートはオーストラリアなどの応援を参考にされています
佐渡ではテント持っていって、音楽ガンガン流して応援しますね!


▶︎ラン 4:32:ave6:28 平心心拍136 / 最大157

T2 7:41
宮古島前からバイク後に左内転筋に違和感が出てスムーズに走り出せない
少し時間が立つと治るため、焦らずにゆっくり準備

後からテントに入ってきた選手はパッと準備して、ヘルメットを袋に入れずそのままランへ
それをボランティアさんが片付けていた
急いでいるのはわかるけど、それで良いのか?

トイレに行くも、ここはお腹問題なし
プロ選手は補給食を小さな袋に入れて走りながら身体に身につけていたので、次回は真似しよう

走りはじめは㌔4:55くらいで思っていたより脚が軽くて順調
サムさんに追いつき、ここまでいい感じだからあと3時間30分の我慢ですよ!
と言った直後、7kmくらいでお腹が怪しくなる

エイドの仮設トイレに駆け込み15分こもる(使いたかった選手ごめんなさい)
そこで脚が休まって軽く走れるも、また次のトイレに入る

1周目、トイレに篭り一安心 写真:山本淳一コーチ

補給を摂るとすぐトイレに行きたくなりそうなのでほとんど摂らず、
スペシャルに預けたエネルギードリンクとエイドのドリンクをちょびちょび補給

藍ちゃんの激走と(ランタイム2時間56分!約10年ぶりに女子プロで世界選手権のスロット獲得)
稲田さんの走りに刺激をもらう!

ピーピーだけど元気なので仲間や日本選手に声をかけて、応援にハイタッチで応えて、今のコンディションで最大限楽しむ!

途中で時計のバッテリーが切れそうになり急ぐも、フィニッシュ4分前に完全OFF、、

ノリノリ音楽&MCやいろんな方に迎えていただきハイタッチ♪
笑顔でIRONMANに!

散々な内容でも最後まで辿り着けたので、笑顔じゃないと勿体無い

70.3のラプレムメンバー&応援隊、淳一さん、久保埜くん、日本人&現地の方々の応援に力をいただいたおかげで、散々な内容でも楽しむことができました
ありがとうございました!

補給を摂っていないので、後半心拍が上がらない

 


▶︎身体が動く限り前進あるのみ

金曜の試泳で一緒だった方がレースでは早歩きをされていて、声をかけると歩きます!と
フィニッシュ後にお話を聞くと、バイクエイドで前の人がすっころんで避け切れず落車
走ると痛そうだからと歩き、ラスト5kmは走ってフィニッシュ!
そんな状態でも諦めない強さ、やり切ったお顔がカッコよかったです

どんな内容でも身体が動くなら最後まで諦めず楽しまないとですね
いくら時間がかかっても身体が動く限り前進あるのみ!
でも無理は禁物です

私は20219年のホヌでKONAを獲れないことがレース中にわかり、フィニッシュ写真は下を向いて全く楽しくなさそう

そんな姿でトライアスロン楽しいよ!と言えないので、それからはどんな内容でも笑顔で走ることを心がけています
好きでやっているので、自分で楽しくしないとね


▶︎レース翌日の打ち上げまでがレース!

3週間前くらいに人気店を予約
海鮮、お肉各種、パスタ、ピザとどれも絶品
普段からしっかり食べて、レース中の補給も比較的上手くいって内臓疲労はみんな少なめ
上田藍選手も一緒に完走&NICE獲得祝い!

たくさんお話できてみんな刺激もらいまくり
また一緒にレースできる日を楽しみに、みんなで応援しています

プロのスロット、IRONMAN , 70.3の完走メダル


▶︎最後に

今回はお腹トラブルがあったものの、ラプレムメンバーさんと一緒に楽しめて最高のケアンズでした
個人競技ですが、仲間&知り合いがいるほど心強いし、レース中は力が湧きますね
みなさんありがとうございました!!

シーズン後半メインレースIRONMAN北海道に向けてリスタートして
(今回のダメージは少ないので早く練習再開!)
2025年のKONA獲得に向けて身体作っていきます

そして私のトライアスロン活動をサポートしてくださるスポンサー、サプライヤーの皆様、ラプレムメンバー、ビジターで参加してくださるみなさんのおかげで楽しめています

いつもありがとうございます!

走り続けることに意味があると思うので、
これからも色々経験してお伝えしていきます

またケアンズではレース前、レース中、レース後といろんな方にSNS・YouTube見て参考にしています!
とたくさん声をかけていただきました
オミウスをラプレムショップで購入してくださった方ともレース中お話しができました

私の経験と発信がひとりでも多く役に立てれば嬉しいです
ランでお腹を下してしまったことも、ひとつの経験として活かしていきます

今シーズンもウキウキ一緒にトライアスロン楽しんでいきましょう!!

 


▶︎今回の費用

合計 約40万+α

エントリーフィー  12.5万(Tier3)
写真代       0.9万
グリーン島スイム  1.5万
飛行機代(ジェットスター) 12万
宿泊コンドミニアム 9泊         8.5万
SIMカード      0.4万
現地タクシー(空港↔︎宿×2) 0.65万
食事(外食)     2.5万
食費+ビール      0.5万
カウベル       0.2万
成田駐車場      1.3万
補給食色々

 


▶︎2024出場大会

宮古島
IRONMAN Cairns
スワコエイトピークストライアスロン
榛名湖リゾートトライアスロン
真鶴OWS
佐渡トライアスロン
IRONMAN 北海道
海の森トライアスロンフェスティバル
おきなわKinミドルトライアスロン

 


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