日: 2017年8月28日

手強かった!2017湘南OWS10k

逗子湾から江ノ島まで10k泳ぐ国際最高峰のOWSレース、
チャリティー湘南オープンウォータースイミング10kの部。

昨年初めて参加して、こんなにも難しくて楽しいOWSレースがあるのかと
今年は多くの仲間を誘い一緒に出場しました。

ここに来るまで冬場から定期的に
club Lapulemの泳ぎこみセッションを開催して、私も一緒に泳いできました。
誘った手前、私が泳げなければという思いもあり。
おかげで充実した日々でした。仲間に感謝です。


レース当日
コンディションは風とうねりがあり、多くの方がDNFとなりました。
ラプレムでは私ともう1名(昨年完泳者)だけと厳しい結果に。

レースに向けてやってきたことを誇りに思って、
また来年チャレンジしてもらえたら嬉しいです。

【2017湘南OWS10k/全体結果】
出場  474人
完泳  157人
完泳率   33%

【私の結果】
2時間50分57秒(2016年/2時間43分30秒)
男女総合 27位(2016年/45位)
女子総合  9位(2016年/9位)
30代           2位(2016年/2位)

30代1位を目指していたので残念ですが、
昨年よりもタイム差を縮めることができました。
しぶとく頑張っていれば1位を獲れるかも?

30代1位の選手は昔OWSの世界選手権代表選手、
過去に湘南OWS10kを優勝されているようで。。
一筋縄ではいかないですが、チャレンジしてみます。

全体の順位が上がり、昨年も出た上位の方のタイムを見ると
20分くらい落ちている方もいるので、私は去年よりも速くなっている、かも。
練習した成果が出たと思いたいです。

長くなりますが、レースレポートと私のトレーニング内容です。
来年チャレンジされる方の参考になれば幸いです^^


★レースレポート
レース当日、5時起床。ベットで軽くストレッチ&腹筋。
朝食は車の中でおにぎり3つ(海苔なし)とオレンジジュース。
グリコCCDドリンクをちょびちょび補給。

ラジオで胸〜腰の高さの波があると聞き
風向きは南、引き潮のためタフになりそうと予感。

6:50
会場到着
仲間を迎えてナンバリングを済ませる
クラゲよけクリームをたっぷり塗る(これが後に失敗につながる)
ウェアはTYRのワンピース水着

7:40
ストレッチ&写真撮影

7:55〜8:10
ウォーミングアップ
ゆっくり&心拍上げるの繰り返し
前日受付でいただいたOS-1ゼリー摂取

8:30
招集
グリコワンセコンド摂取
左側にみんな集合!仲間がいると気持ちが楽に♪

9:00
スタート(一番左側の3列目くらいから)

<レースの流れ>
昨年のスタートは真ん中に位置取りして、バトルに巻き込まれ呼吸困難。
今回は左側からのんびりスタート。
スピードはないので、ゆっくり集団を追いかける作戦で。

スタート直後、クリアゴーグルが曇ってほとんど見えない。。
クラゲよけクリームを触った手で、レンズを触ってしまったようでした。
気をつけていたのに。。
これが今回の最大の失敗。来年は気をつけよう。

次は誰かの手が当たってゴーグルに水が浸水。
慌てず止まって水を抜いてリスタート。

スタート後しばらく経ってからの写真を見ると
真ん中が空いていたので、来年は真ん中が狙い目かな〜
去年失敗したので。。。

実力者の顔を覚えて後ろからこっそりスタートするか!

最初の3kは湾内を泳ぐコースレイアウト。
ちょうど良い集団について約500m先のAブイを通過、
約1k先のBとCブイも問題なく通過。

手前のブイがA。奥に2個並んでいるのがCとB。
写真真ん中ちょい上が3k地点の船。

CからDのブイがうねりが高くて全く見えない。

昨年目標にした白いマンションを見ると、
100m先くらいに集団が見えたので
ブイが見えないまま泳ぐのは不安だけどそっちへ進む。
一緒に泳いでいた集団は明らかに左へ反れている。

不安だとペースが遅くなるのがわかる。
ゴーグルは曇ってるしうねってるし、何度も止まってブイを確認。
かなりのロスをしているけど、ブイを見て安心したい。

途中ライフセーバーに「ブイが見えないのですが、どこにありますか?」
と聞き、白いマンションのちょっと右側にあるのを確認!
もうちょっと濃い色だとまた違うかな〜。

少し進むと後ろからきた集団と合流。
ちょっと一緒に泳いだけど、ペースが合わないので自分で泳ぐ。
Cブイで左に反れた集団ではなかった。。

多く泳いででも速い集団についていった方が良かったのかもしれない。
これはいつも悩むところ。

Dブイを回ってAブイは見えたので、先に見える山を見てブイへ直進。
AからBはうねりでたまにしか見えず、ヘッドアップ多めで確実に進む。

Bに到着。
ライフセーバーに時間を聞くと9時43分。(スタートから43分)
右側(Cブイ)を見ると1k地点でピックアップされた方がたくさん。。

Bから少し左側へ進み3kポイントへ進む。
給水を取って時間を聞くと9時55分。
3kの制限タイムが1時間(10時)なのでギリギリ。。

昨年は3k地点で46分くらいだったので、かなり遅れているのがわかる。
自分も危ないけど、仲間が大丈夫か心配に。

湾をクリアしたらあとは江ノ島を目指すだけ!
1k毎に船があり、船の右側を泳ぐのがルール。
今年は1k毎の船に加えて、船の間に緑のブイが設置された。

昨年は船が全くわからず、江ノ島の右側を見て泳いだら
大きく反れて船のだいぶ左側を泳いでいたので、
江ノ島とマンションの間を目指そうと思っていた。

3kを過ぎて緑のブイを確認するとマンション方向へブイが見える。
まずはそっちの方向へ。
次の緑ブイから4kの船はなんとなく見えてそっちへ進む。
周りに人は全然いなくて不安な気持ちでいっぱい。

船には残りの距離がピンクの旗に記されている。
3k地点の数字が7なのはなんでだろう?とずっと思っていたのが、
6キロ地点の4を見てやっと気付いた。
去年は他の船の数字を見る余裕がなかった。

一応船には目印のペナントみたいのが巡らされているけど
500m手前からだとほとんど見えず。
昨年は緑ブイもなく船だけだったので、そりゃ見えないですな。。

先頭集団がなにを目標にして泳いでいるのかを知りたい。

 

5k地点に到達。
時間を聞くと10時26分(スタートして1時間26分。制限時間は1時間40分)。
100mほど離れたところに給水船がいたので、給水は諦めて次のブイへ進む。

ここでやっとチラチラと泳者を見つけて一安心。
一緒に行けるかと思ったけど、一瞬でいなくなる。
とりあえずブイを探しながら進む。

キックを強めにしてもなかなか進まず、
昨年出た3.8kで1時間40分だったワイキキラフウォーターを思い出す。
やはりいろんな経験がレース当日の支えになる。

ここから8kまでは一人旅。
サイドにカヌーがついてくれていて安心して泳ぐことができた。
けど、いつか止められるのではないかと不安半分。

8kの給水船で時間を聞くと、11時18分(だったかな)。
感覚的にはもう10k泳いだくらいの疲労感があり、
腰に入れてあったグリコワンセコンドを摂取。

残り2k。
3時間内でフィニッシュできるかなと予測を立てて、
給水船のおじさんと少し会話をしてリスタート。

ここらへんから男性と一緒になり、お互い顔を見ながら泳ぐ。
9kの船を越えたら、その先の黄色のブイを
右側に見て回ったらあとはビーチを目指すだけ!

あと少しがんばりましょう!と思わず声をかける。
自分へ言い聞かせたかったのだと思う。

フィニッシュの300mくらい手前にオレンジのブイを通過して、
立派なフィニッシュゲートを目指してラストスパート!

波があればボディーサーフィンしよう♪と思っていて、
1度だけ少し波乗りできてちょっとだけスイスイ。

やっと到着!

フィニッシュしてラスト一緒に泳いだ男性と握手。

一緒にスタートした仲間が迎えてくれて、、
完泳することができず申し訳なく思いつつ、
来年に向けてよりトレーニングを積んでもらおうと決意。笑

昨年に続き2回目の完泳!
おめでとうございます^^

昨年は5k過ぎからスイス〜イと気持ち良く進んだのが、
今回は全然気持ち良く進む感じが全くなく。
けっこうなうねりと流れだったのだと思います。

私はスピードとパワーはないので、
バイクとランで培ったスタミナで押し切った感じ。
ひたすら脚と腕を動かし続けて辿り着きました。

レース後の身体は翌日うっすら腹筋が筋肉痛。
肩や腕の痛みはゼロ。
楽な泳ぎ方をし続けた結果だと思います。

<来年の課題>
・クラゲよけクリームを塗ってからのゴーグルの取り扱いは慎重に
・CからDのコース取り(自分で行くか、反れても速い集団に付いていくか)


★湘南OWSに向けてやってきたトレーニング
・12月から月3くらいでウキウキスイム(メンバーと泳ぐセッション)を開催
・5月から週1~2で海練(セッションなのでのんびりペース)
・7月と8月に3回Looong OWSセッションを実施(100m1分30ペースで8k弱)
・8月4日の初島熱海で12k泳ぎこみ
・水に入るのは指導も含めて週4~5回
・自分一人で泳ぐ練習はゼロ

ウキウキスイムで気をつけたこと
1、疲れないフォームを意識
2、苦しくないギリギリのペースを維持

10kという距離の中で、全力で泳ぐことはほぼないので、
レースペースで泳ぎ続けることだけを継続。

ペースが上げると力んで泳ぎが乱れて疲れるので、、
疲れない動き・苦しくないペースを維持することが
ロングスイム完泳の秘訣だと思います。

100m×38本、200m×20本、400m×10本などのメニューで
100mあたり1分22~25秒くらいが苦しくないペース。
これ以上のペースで泳ぐのは、気分が乗っていれば最後に1本だけ!
がんばると疲労が残るので。。笑

◉私の泳力
100m全力(50mプール):1分14秒くらい
400mレースペース(50mプール):5分30秒
※100×38本の後に実施

◉湘南前30日間のトレーニング(7/29〜8/25)
OWS:18回/62k
プール:4回/16.5k
バイク:580k
ラ ン:56k

いろんなコンディションの海で泳げば、対応力が付いてきます。
プールではフォーム気をつけて、海で実践!

自分の練習ペースは、スイムは心拍150〜155くらいをキープしています。
それ以上上げることはほぼしません。
上げてもラスト1本だけ。心拍は175くらいまで。

スイム、バイク、ラン以外は
ストレッチ、腹筋・連動性アップトレーニングなど、
スイムセミナーやセッションで実施しているもののみ。
自重で気軽にできるものだけ。

腕立てはせず、泳ぐ時にパドルも使いません。
泳ぐ時に使う道具は、ビート板、足バンド、ボール、ピーナッツパドルのみ。

湘南10kに関しては、3時間〜3時間30分動き続けるので、
疲れない動き、少ない休憩で動き続けられる身体を作ること。
間隔を空けずに水に入ることが重要です。

これが1kのレースで結果を出すなら、トレーニング方法は変わってきます。

レース以上の負荷でトレーニングすると、身体の回復が遅くなり、
休憩も多く欲してトレーニングを継続しにくくなります。

目標とするレースでどのペースで泳ぐ、走るのかを踏まえて
ペースや心拍をコントロールしてトレーニングをする。
自分のペースを把握することが完泳・完走に繋がります。

以上長くなりましたが、私の2017湘南OWS10kのレポートでした!
来年もチャレンジされる方は、ぜひ一緒にトレーニングしていきましょう^^♪


最後になりましたが、大会を運営・サポートしてくださったみなさま
楽しい2日間をありがとうございました。
あれだけ海上サポートがいる大会はほとんどないのではないかと思います!
また来年も楽しみにしています。